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2010年9月20日 (月)

アメリカの文学など 

 今、「ザ・ロード」という小説を読んでいる。ピューリッツァー賞を受賞し、映画化もされた有名な小説だ。
 読んでいると重苦しい気分になる。休日にわざわざそんなものを読まなくてもいいのに。楽しくなるようなものを読めば・・・。もっとも、楽しい小説もないことはないが、なかなかその手の本には行き当たらない。気軽に読めるサスペンスだって事件が発生するのだからハッピーではない。文学とは、概ね深刻なものである。

 コーマック・マッカーシーはアメリカの作家である。そもそも海外の文学には明るくないが、アメリカの作家というとさらに知識は少なく、また印象としては国の歴史が浅いせいか深みに欠けるという先入観を持ってしまう。一般的な評価はどうなのだろうか。
 知っている(読んだという意味ではない)作家の名を上げると、ヘミングウェイ、パール・バック、それからサリンジャーぐらいか。このあたりがポピュラーである。
 もっとも親しみのある作家はマーク・トウェインだろう。私も、「トム・ソーヤーの冒険」と「ハックルベリィー・フィンの冒険」を読んだ覚えがある。日本においてはどれほどか分からないが、アメリカの若者に与えた影響を決して小さくないだろう。読んでいて楽しい小説の典型である。
 他には、ウィリアム・フォークナーがいる。ヘミングウェイと並んでノーベル文学賞を得た作家だが、日本の小説家への影響力も大きい。その筆頭は中上健次だろう。中身まで触れると浅薄な知識が露呈するのでやめておくが、中上の研究には切っても切れない題材には違いない。

 日本ほど海外の文学を読む知識人の多い国はないと何かに書いていた。それは関心の的が外国に向いているからであろうし、それに合わせて翻訳も多くなっているからであろう。逆に日本の作品が外国語に翻訳されることは少ないという。いくらかスケールの小ささはあっても、決して日本の文学が劣っているとは思わないが、日本語のままでは評価はされないのは当然で、翻訳次第だ。そんななかでも、村上春樹は読まれているし、よしもとばななも翻訳が多い。彼女はイタリアでいくつかの文学賞を受賞しており、日本より評価されていると思う。
 世界的に評価されるのには、翻訳の質と量がカギになる。

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