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2010年9月 4日 (土)

木田元さんが「私の履歴書」に登場

 今月の「私の履歴書」は哲学者の木田元さんだ。木田さんの本は2冊読んでいるので、履歴書に書かれている内容はそれとかなりオーバーラップしているが、改めて面白い人生を歩いているなと感じる。生まれた境遇、本人の能力や志向、時代の流れや運などによって人生の中身が決まっていくのだろうが、何をとっても人並みではない。そういう要素の連続だから木田さんの生きてきた軌跡は小説よりもうんと面白いのである。

 哲学者というと青い顔をした秀才を思い浮かべるが、木田さんは腕っ節が強く喧嘩で負けたことがない。戦後の混乱時は闇屋のような仕事をして生き抜いたのだ。すこぶる豪快な方である。そういう点で、木田さんの右に出る者はいない。もっとも、哲学者には少し変わった人が多いようで、木田さんの「闇屋になりそこねた哲学者」のなかにも意地悪な先輩が登場する。あの三木清も性格が悪かったそうで、周りから嫌われていたらしい。常識から離れたところで思索するわけだから、ありきたりの人間には難しいのだろう。

 哲学者として業績を上がられた方だが、別の道に進んでも成功したのではないかと思う。政治家などやってみたらどうだったか?

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

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