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2010年8月 3日 (火)

日本のサッカー

 結果次第で評価は大きく変わる。大会前の親善試合で、内容に見るべきものがなかったわけではないが結果を出せなかった日本チームだが、決勝トーナメントに勝ち上がったことで評価が180度変わってしまった。勝負事なので結果が問われることは当然であり、長丁場のリーグ戦なら内容を重視すべきだが短期の試合の評価ははあくまで結果次第である。
 状況を見て開幕前に戦術の転換を行った監督の英断があり、チームをまとめるために役割を果たした試合に出ない選手やスタッフの働きがあり、戦術を理解してプレーしきった選手の意志の強さがあった。特に、カメルーン戦で勝利したことが流れを変えたことは本田選手がしみじみ語っていたとおりであろう。とにかく結果を出したことで、選手たちは賞賛を浴び、解任の噂まで出た岡田監督は、しばらくサッカーから遠ざかることを表明したことに対し協会から待ったがかけられるまで評価を上げたのである。

 さて、このような結末にいたったのだが、今後の日本のサッカーはどうなるだろうか。全くの素人である私の関心事は、今後ヨーロッパや南米の強国と互角に戦えるチームになれるかどうかである。結論から言えば、その道のりは遠いのではないか。体格の差こそあれ走力では負けないように思うし、組織的プレーもできる。それでいてもう一歩レベルが上がらないのはチャレンジ精神の欠如に原因があるように思う。もっと海外に出てプレーすることが必要だし、周囲もそれを後押しする。ワールドカップの結果を受けてオファーが来ているようなのでチャンスである。日本のサポーターも予選を勝ち上がったことで満足しているように見えるが、これでよしとしてはいけない。もっとも、実際に戦った選手の方は現実を厳しく見ているのかもしれない。
 

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