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2010年7月14日 (水)

「ぴろき」という芸人

 「ぴろき」というピン芸人がいる。NHKの演芸番組を見ていると、たまにお目にかかることができる。背が低く、小太りで、メガネをかけ、頭のてっぺんで少ない毛を結んでいる。
 所属する落語芸術協会の協会員プロフィールによると、生年月日は昭和39年1日1日。東京オリンピックの年の元日生れである。得意ネタは「明るく陽気に行きましょう♪(自虐的不幸自慢話)」とある。
 
 見ていると(聴いていると)思わず笑ってしまうネタがある。いくつか紹介すると、①「こうみえても、人を裏切ったことは一度もないです。裏切る前に・・・・・(席から笑いが起こる)。そういうことです。」 ②「子どものころからいじめられました。強くなろうと思ってボクシングジムに通いました・・・・・。ボクシングジムでいじめられました。」 ③「親の言うことは聞いてきました。おまえは馬鹿だから、成績を上げようと思ったら成績のいい頭のいい子とつきあいなさいと言われました。言うとおりにしました。そしたら、相手が馬鹿になりました。」
 こういうネタである。まじめに行動しようとするのだが、意に反して結果は思い通りにならないという筋が基本になっている。けっきょく、うまくいかないことが多いという自虐である。明るく陽気にいきましょうと歌うが、元気なく歌う。自虐感をさらに強める。ここが、同じような路線だが「ゆってぃ」がちっちゃいことは気にするなと笑い飛ばすのとは対照的だ。

 この芸人さんは、あまりテレビには出ない方がよさそうだ。ネタで笑わせるタイプだから、新しいネタが切れ出すと苦しい。少し顔を売って、あとは寄席でコツコツやるのがよさそうだが、それも思い通りにはならないものだ。

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