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2010年7月 7日 (水)

タイムカプセル

 ときどき、何十年振りかで、かつて地中に埋めたタイムカプセルを掘り返したという話を聞く。しかし、昔は専用の容器などなく、ブリキ缶に詰めて埋めるようなケースが多かった。私の小学校卒業時にもそういう儀式があった。掘り返すと何も出てこない。おおかた、バクテリアによって分解させられたのだろう。何十年という時間はあまりに長い。
 ところでなぜ地中に埋めたがるのだろうか。石器や遺跡を掘り返すのと同じように、時間を隔てた過去の事実を目にすることにロマンを感じるからだろうか。おそらくそういうことだろう。単に資料を残したいなら、倉庫などの冷暗所に保存すればよいのである。学校などの書庫ならば、残る可能性は高い。しっかり内容を明記すれば廃棄する恐れもない。しかし、それだとあまりに現実的すぎて面白くないのだ。
 掘る方も、無くなっている可能性大と分かって掘るのである。ささやかな望みを持ってシャベルに力を込めるのである。

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