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2010年6月 6日 (日)

陸上日本選手権2010

 久々に陸上競技の日本選手権をテレビでじっくり見た。私の好きな三大スポーツは、野球と陸上競技とボクシングであり、おまけでボディビルが加わる。ボディビルはマニアックな競技で、スポーツの仲間に入れてもらえないことの方が多い。
 さて、各競技を観て、皆それなりに面白かった。観る場合の着目点はいくつかある。一番気になるのは、種目ごとの世界との距離であるが、どの種目をとっても厳しいと言わざるを得ない。何人か日本人としては飛びぬけた選手がいて世界で戦えるが、それは例外的だ。現状では男子の投てき2種目、ハンマー投げとやり投げである。室伏選手は紛れもない世界トップクラスのアスリートだが下り坂に入っている。村上選手はまだやれるが、トップとの差がある。世界選手権では3位に入賞したが、ラッキーな面があった。とはいえ、競技は相対的に順位が決まるものなので、最善を尽くせば幸運も巡ってくるのである。
 これ以外の競走種目、跳躍種目はとにかく日本で一番を取るのが目標である。あえて言えば、かつて世界選手権で為末が銅メダルをとった400mハードルが世界に近い種目だろう。今注目を浴びている女子短距離の福島千里さんはいい選手で期待したいが、好条件のなかででもいいから11秒を切る記録を出しておかないと世界では戦えないと思う。長距離の福士さんも日本人としては素晴らしく切れ味のある走りをするがアフリカ勢相手だと苦しい。男子では百メートルの江里口選手が華奢な体だが柔らかい走りで優勝し、見ていても気持ちが良かった。伸びてほしい選手である。
 日本と世界との差は、競技の前に画面に表示される日本記録と世界記録とのギャップで実感する。驚いたのは女子400mの記録差。コッホと丹野さんの記録には4秒以上の差がある。百メートル当たり1秒以上の差だ。コッホの記録は47秒60で、日本の高校1年生男子の記録に相当する、恐るべき記録だ。25年間破られておらず、これからもしばらくは維持されるだろう。とはいえ、男子200メートルのマイケル・ジョンソンの記録も破られないと思っていたが、ウサイン・ボルトにあっさり更新されてしまった。どんな選手が出てくるか分からない。

 最後に。世界との距離はあるが、それでも自分のベストを目指して挑戦を続けるのがアスリートである。ファンとしても応援したいが、競技の環境面では恵まれていない。特に、社会人の選手は厳しい状況にある。

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