« 「該当者なし」 賞の目的を考える | トップページ | 角界不安 相次ぐ不祥事 »

2010年6月20日 (日)

反ご破算主義 安易にリセットしてはいけない

  「水に流す」という言葉がある。議論を尽くしても、原因を突き詰めても得るものがなければ「流す」判断もあってよかろうが、仕事上の失敗は安易にご破算にしてはならない。なぜ失敗に至ったのか、原因追求して次の機会に備える必要がある。人間は、とかく面倒なことから逃げようとする性向があり、特に近年その傾向が強くなっているのではないか。影響が大きくないからとか、単なる不注意によるものだからという理由で、「まあ、いいか。」と思ってしまう。安易にリセットしてしまうわけだが、そうやっていると重大なミスを引き起こすことになりかねない。それは、個々の業務のやり方に問題を残してしまうことでもあるし、人による仕事の仕方の弱点を温存することでもある。
 性格上淡白な人もおり、それも個性だと言えなくもないが、仕事の質を上げるためには執念深さが欠かせない。日本人は意外に淡白だという説がある。「もうこれぐらいでいいだろう」と、曖昧な決着を図る。過去から教訓を引き出せない理由がそこにある。大野耐一さんがなぜを5回繰り返せと言ったのは、すぐに答えを出したがる性急さを戒めたものであろう。有能な経営者は妥協を許さない。

« 「該当者なし」 賞の目的を考える | トップページ | 角界不安 相次ぐ不祥事 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 「該当者なし」 賞の目的を考える | トップページ | 角界不安 相次ぐ不祥事 »