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2010年5月26日 (水)

酒場にて 某大学同期生4人の会話

 K 「A君、事業仕分けがまた始まったみたいだけど、君のところは大丈夫なの。」
 A 「まあ、国民の皆様の税金を無駄に使ってますからね、仕分けされたらいいんだよ。」
 S 「やけになっているね。生活がかかっているんだからどうでもいいわけないでしょう。」
 A 「転職を考えてますよ。ほんとにどうなるか分からないんだから。税金を使って成果のはっきりしないプロジェクトをやっているのよ。俺は事務方だから、報告書をまとめるのが仕事でね。長い時間かけてまとめた報告書をPDFにしてホームページにアップしたんだけど、なんと途中で切れててね。なんとかしてくれと頼んだら、いったん出したものは簡単に変えられないんだそうだ。」
 N 「さすがお役所だね。変えるとなると誰かの責任になっちゃうもんね。」
 A 「他の国と競って成果を出そうなんて止めりゃいいんだよ。3か月、6か月早く結果出してどんな意味があるの。国同士が協力してやったらいいんだ。どうせ日本の研究費はアメリカの10分の1しかないんだから。」
 K 「そこはよく分からないけど、でもとにかく大変なんだね。N君は、今どんな仕事を。X電機だったね。」
 N 「この3月から出向で子会社に出てます。」
 K 「じゃあ、経理部長だね。気を使うでしょう。」
 N 「従業員が800人ぐらいいて、子会社では大きい方だけど、とにかくコストダウンしなきゃいけないんで無理を承知で指示出してますよ。プロパーの次長が7つ年上なんだけど、言葉遣いにも気をつけてやってますよ。」
 K 「俺は、Z社の子会社のプロパーだから立場は逆だけど、本社から来た部長は俺に気を使ってたね。俺は言いたいこと言うから。この4月に異動になった時に聞いてやったんだ。やりにくかったでしょうと。そしたら、そうですねと言ったからね。」
 S 「それでどこへ異動に?」
 K 「現場ですよ。部下の数が増えたから大変。子会社は利益を出しちゃいけないんで、モチベーションが上がりませんわ。」
 N 「それはそうだね。」
 K 「でも利益を出せばいいと思うんだよ。利益を出して、株主である親会社に還元すればいいんだから。一人だけこの考え方を持った社長がいたけど、すぐに変わっちゃったね。親会社からいかに安く仕事を請け負うかが俺たちの任務なんだ。この前なんか国税が入って大変。親会社の決算が上手くないので安く受けていてね、これは間違いなく見つかるって言ったんだけど案の定さ。分かっていてもセクショナリズムがあって止めないんだ。」
 A 「君の会社の業界も大変なんでしょう。競合の大手がああいうことになったし。」
 K 「そうなんだけど、危機感がなくて。自分の会社も基本的にはその競合と同じなので、水ぶくれになった部分をリストラすべきだが、できない。蘇った競合に勝てないかもしれないというのに。」
 A 「今の若い社員は、給料さえもらえればいいという考え方でしょう。」
 K 「そうだけど、それを放っておくわけにはいかないんだ。会社が向かう方向に引っ張らないといけないんで。S君は経営に近いから分かるでしょう。」
 S 「理念や方針からすべてを組み立てていくよ。結構、皆まじめについてきてくれる。先日、効率化の成果にインセンティブをつけようという提案をしたら、俺たちは金のために頑張っているんじゃないと意見を言ってきた社員がいた。」
 K 「そういうやつは少数だけどいるね。おそらく30代でバリバリやっている人でしょう。」
 S 「よく分かるね。その通り。そんな人ばかりじゃないからインセンティブは必要だと思う。」
 K 「Sの会社はいい会社だと思うよ。安定しているのがいい。」
 S 「地味だけど安定している。給与も比較的いいし、平等だ。しかしそこに不満もあってね。営業職から、適性の関係で製造現場に異動したりすると、彼らは楽をしているという見方が出るのですよ。」
 N 「実際はそんなことないでしょう。現場は現場の苦労がある。」
 K 「俺も職種で差を付けることに反対だね。異動が普通にある会社では、変わるたんびに給料を変えなくてはならなくなる。」
 A 「管理職の皆さんは大変だね。私は若い研修者のために遅くまで仕事をし、税金の無駄遣いと言われ・・・。しかし、旧七帝大の威力はすごいよ。」
 K 「なんですか、急に。」
 A 「とにかく、官の世界は東大が牛耳っているんで。要職を占有して、絶対に放さないから。」
 S 「そりゃ、既得権を守るために連帯するでしょう。」
 A 「まあ、とにかく、頑張っても仕方がない。頑張らないことだよ、皆さん。朝早くから頑張ってるんでしょう。」
 S 「私は7時前に会社に入って、新聞読んだり雑誌読んだりして、それから仕事にかかるね。」
 K 「俺は現場に戻って部下が増えたから朝からメールで指示を飛ばしたり大変よ。結構プレッシャーかかってる。」
 N 「私は電車の混雑を避けるために朝早く出る。通勤で消耗するのはごめんだから。」
 A 「ご苦労さんです。ここはもう時間だね。店を変えて飲みなおそう。」

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