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2010年5月25日 (火)

細かく刻んで考える 成功の秘訣

 千日回峰行を二度完遂したことで知られる阿闍梨の酒井雄哉さんの本が何冊か出版されている。私が酒井さんを知ったのは、NHKのドキュメンタリー番組で一回目の千日回峰行が紹介された時だった。その後2回目に挑戦し成し遂げた。長い歴史のなかでもこれは3人目の快挙だという。酒井さんはインタビューでも語っていたが、ラーメン屋などの職業を転々としたが何一つ成功せず奥さんには自殺で先立たれている。そういう境遇から仏教の世界に入った人で、大学で哲学を学んで僧侶になった人とは一味違っている。学歴がないので立派な理屈は語れないが、経験に裏打ちされた単純明快で分かりやすい説法が持ち味だ。
 酒井さんの話で一つ記憶に残っていることがある。回峰行の最後の段になると一日84kmを走破するらしい。要するにマラソンの2倍の距離を毎日歩く(走る)のである。よくそんな荒行に肉体も精神も耐えられるものだと感心するばかりである。酒井さんはその秘訣を問われて語っている。まずはあそこの岩まで、あそこの木までという具合に途中に目標を設けてある。そこまで頑張ったら、次の目標までまた頑張るのですと。大きな目標であっても、小さな目標に分解すれば一つひとつは難しいことでなくなる。成功とは地道な努力の積み重ねでしかないのだ。
 そういえば、ある長距離ランナーも同じことを言っていた。電信柱を目印にして短い距離を繰り返しクリアしていくのだと。大きな仕事を成し遂げる場合でも、その成功の理屈は実にシンプルであった。

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