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2010年5月19日 (水)

さんまの味

 さんまという魚に愛着がある。私は三重県南部の出身で、当地では郷土料理としてさんまの鮨があるし、さんまの丸干しがひものとしてポピュラーである。さんま鮨は家庭によって味付けが違う。子どものことから食べ慣れているから自分の家の鮨が一番おいしい。しかし、母親が老いてからは自分で作ることをやめ、店で買うようになった。この場合でも店によって味が違うので、一番自分の口に合うものを選ぶことになる。私は「おくぢ」という店の鮨が好きだ。
 さんまの丸干しも子どものころによく食べた。おもに昼食のおかずだった。熊野灘で獲れるさんまは脂が抜けていて干ものにするのが合っている。開きやみりん干しよりも丸干しがよい。あのしょっぱさが熱いごはんにちょうど良いのである。大抵は二つに切って焼くのだが、私は尻尾の方が好きだった。おいしいというよりも食べやすかったからだろう。

 大阪のデパ地下でも見かけることはあるが、あれははやり生れ故郷の熊野で食べるのが一番である。ちなみに故郷では、さんまのことを「さいれ」と言うが、最近は聞かれなくなった。

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