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2010年5月10日 (月)

痛ましい事故 高速道路で親子3人死亡

 5月8日の朝に起こった事故である。中央高速の路上でパンク修理中の車両に大型トラックが衝突し、作業中の親子3人が死亡した。報道によれば車両は車線上にはみ出していたということであり、大型トラック運転手の注意不足が主たる原因とはいえ、いくつかのリスク要因が重なって発生した痛ましい事故としてとらえられる。
 日本の交通事故死者数は万博のあった1970年にピークに達し、年間16,765人であった。その後減少に転じたが、80年代に再び増加し、1992年に第2のピークを迎えた。その後は基本的に減少を続けて、昨年は5千人を割るところにまで来ている。ちなみに、ここで言う死者数は事故から24時間以内に死亡した人の数であり、30日以内に死亡した人までカウントすれば数字は2割強増える。
 死者数の増加要因は誰の目にも明らかなように、経済の高度成長にともなうモータリゼーションの波に交通対策が追いつかなかったことにある。あまりの惨状に政府も腰を上げ、それなりに予算をつけて対策を打った結果減少に転じた。先日大和ハウス工業の会長である樋口さんが書いた本を読んだが、創業者である石橋さんが交差点の危険を訴えて歩道橋を寄贈したという話があり、民間の努力もまた交通安全に貢献していることを知った。
 減少の要因をもう少し考えてみると、いくつかのポイントが浮かび上がる。ただし、検証はしていないので私の推測の域を出ない話だが。一つは、交通規制の強化である。シートベルトの着用義務化と飲酒運転の取り締まり強化および罰則の強化である。これが効いている。第二は、車両の改良である。衝突に強いボディの開発やエアバッグの装着などが上げられる。第三は、救急医療の進歩である。以前であれば亡くなっているであろう人が救命処置によって助かっている例が少なくないと思われる。他にも企業における安全運転の指導強化など、身に覚えのある対策があり、相乗的な効果となって現在の数字に至ったということができる。
 さて、そういう状況下にあっても発生した8日の事故は痛ましい限りである。子の一人と親類一人は車両から離れていて助かったということだが、残された方もいたたまれない。私は車を処分して以降長く車に乗らないが、かつて頻繁に長距離を運転していたころは高速道路上に停車している車には危険を感じたものだ。できることならば、等間隔で安全に車両を停止できるスペースを設ければ、少し走れば止められるという余裕ができて安心できる。トンネル内はあまりに危険なので無理だろうが、それ以外の場所は検討してもよい。
 たまたま運転中に故障やパンクがあったときは、見通しのよい場所に移動する、三角板を設置するなどの手を打って自己防衛を図られたい。

 

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