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2010年4月12日 (月)

銀座クラブコンサルタント ホステスの心得

 この記事の発端は、友近のネタにある。たまにホステスさんの会話やしぐさをネタに使っているが、ママがお店の子に向かって「○○ちゃん、日経新聞読んどいて。」というセリフを発する。高級なお店になると客はそれなりの企業の経営者や幹部がやってくるので、そういう類の人達と会話しようと思えば、経済的な知識も必要になるという背景を踏まえてのものだ。昔は、銀座のホステスさんは日経新聞を読んでから出勤すると言われていた。今は不況が長引き、また経営層の遊び方も変わってきたので銀座のクラブも繁盛しなくなっており、女性の質も落ちてきたと言われている。そんな状況下でクラブの経営者はホステスのレベルアップに相当腐心しているのではないかと想像される。不況ということは、それだけ成金的な顧客が減少しているということでもあり、安定した企業の落ち着いた経営者が顧客の中心になるということだ。あまりにも浅薄な知識では応対できないことになる。

 そういう興味をもってネット検索をしているとホステスさんの斡旋業をしている会社のホームページに行き当たり、内容を見ていると非常に面白かった。そこにはホステス志願者向けのQ&Aがあり、興味深い。そのまま記載するわけにはいかないので、そのなかの一例を要旨にまとめると、「お客様と長く付き合うためには、話の引き出しが多く持つことだ。昔の銀座のホステスは日経新聞を読むこと、ゴルフができること、株式の知識があることが条件だった。最近は経済の知識等が乏しくなっている。今日でも、さまざまな知識を身につけ、お客様にあった話を提供できるようにしておきたい。ホステスの側に話題が乏しいと、お客様の方が退屈してしまい、勢い口説いたり下ネタに走ってしまうことになる。どんなお客様にも趣味や興味の一つはあるもので、どういう時に盛り上がったのかを観察しておけば適切な対応ができるようになっていく。要は、お客様を飽きさせないことである。」
 お金を稼ごうと思ったら、並大抵の努力ではいかないのだ。天性の素質でホステスが務まるのではない。容姿も重要な条件であると書かれていたが、それはお化粧や服装によってカバーできるし、環境によって大きく変わる場合があるとあった。その部分も努力次第であるわけだ。
 次に、関連して別のサイトで、ホステスさんの給与システムについて紹介されていた。基本的に日給制で、稼ぐ人では月300~400万円になるそうだが、経費もかかる。着るもの、毎日の美容室代から名刺に至るまで自己負担だ。またノルマを達成しなかった場合、あるいは規則を守らなかった場合の罰金もある。同伴で出勤しなければならない日数が決められていて、守らなければ日給が100%カットになるそうだ。すなわちその日はタダ働きということだろう。遅刻・早退は10分単位で日給の15%カット。これも厳しい。1時間遅刻したらこれもタダ働きになってしまう。それではいっそ休んだ方がいいとなるが、欠勤は最大200%カットがあるのだそうで、それに比べれば出た方がましという判断になる。もう一つホステスさんの大きな負担として売掛金がある。自分に着いた客の「つけ」が焦げ付いた場合はホステスさんが補償することになる。その負債を抱えたまま店を移籍することもよくあるらしい。
 そのサイトによれば、銀座の規則が一番厳しく、六本木は少し甘いらしい。これが、レベルを落とさないための銀座の掟なのだろう。ハイリターンにはハイリスクが付きまとうのである。これだけのお金を稼ぐのだから、並みのサラリーマンの知識や知恵を上回るものを会得していて当たり前だろう。そこに女性ならではの容姿やお色気が付加価値として付いてくるから高く売れるわけだ。
 

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