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2010年4月 3日 (土)

与謝野馨氏が自民党を離党 瓦解する組織

 政治井戸端会議

A 「与謝野さんが離党するのは時間の問題だと思っていたが、なぜこのタイミングだったのかね。鳩山邦夫さんが先陣を切ったが、追いかけずに、しばらくは我慢の時期だと思ったんだが。」
B 「賭けだね。与謝野さんは鳩山と違って慎重な人だから軽はずみではないよ。考えて考えて、生き残るには今しかないと答えを出した。」
A 「その、今が問題なんだよ。」
B 「焦点はやっぱり参院選だね。民主党にここを乗り切られると、しばらく復活のチャンスはなくなる。与謝野さんも若くはないから、ラストチャンスと考えたんだろうよ。」
A 「では、どうやって民主党を追い込むのか。」
B 「追い込むというより、民主に自滅の目が出てきたということだね。小沢さんにとったら、彼の政治の最終仕上げは参院選なんだよ。ここが彼の終着駅さ。だから、すさまじい執念で選挙準備をやっている。違法献金の問題で相当責められたが、耐えきったね。ここはとにかく辛抱して、選挙まで耐えきれば、後はなんとでもなるという読みがあるんだ。」
A 「しかし、自滅の目が明らかになったと言いましたな。」
B 「いろいろ矛盾が噴き出しているが、沖縄の基地問題が命取りになるね。5月までに鳩山さんは解決できない。これは基本的に外交問題だから、じっとしていて解決できる問題じゃないんだ。アメリカの意向に従うなら国内の合意は得られない。支持率は一気にゼロに近づくだろう。」
A 「鳩山の後は、岡田かね。菅か。」
B 「それは分からんが、いずれにしても小沢の意向次第だ。どちらが、その時点で選挙を戦えるかということ。」
A 「単独過半数はとれないと見るのですね。」
B 「党自体の支持率は下降しているから基本的には難しい。ところが、与謝野さんが出て自民自体の崩壊は加速されるわけだよ。そうすると、保守の再編がどう進むかだ。与謝野さんがリーダーシップを発揮できなかったら、小党・小グループが乱立して民主を勝たせることになるんだよ。」
A 「それでも与謝野さんは今しかないと考えたんだな。」
B 「待っていたら、徐々に衰弱して死期を待つしかないんだ。100%勝てる状況ではないが、出なかったら100%負けが確定するからね。だから最初に賭けだと言ったんだ。」
A 「あなたは与謝野さんを支持するのかい。」
B 「いや、新しいパラダイムとか言っているが、そんなものはないよ。小泉さんが進めた路線か社民的な路線か、基本は二者択一になる。鳩山さんも社会民主主義的な路線を明確にして、一定現実的な政策も取り入れて、これしかありませんと国民にはっきり示せばよかったんだ。とは言っても、もう手遅れだが。」
A 「本当にもうだめですかね。」
B 「国民の支持が後退し、マスコミがそれに乗じて攻撃し始めた。そうなったら元には戻らないね。」
A 「政界の再編はどう進むのか。」
B 「しばらくは中道が力を維持するだろうが、保守の揺り戻しはあると思う。ただし、それは自民党じゃない。本質は変わらないが、見た目は一新された保守連合だろうね。その中核に座るのが与謝野さんの野望だよ。」
A 「社民党や共産党が伸びる可能性は。」
B 「条件的にはありうるとは思うが。しかし、政界再編に国民の目が行って、ここには支持が集まらない。多少は議席を持った方が牽制が利いてバランスがとれるんだが。そういうバランス感覚がなくなってきたね。個人的には社会民主主義のアジア的モデルを作ってもらいたいと思っているのだが。」 

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