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2010年4月28日 (水)

ネット社会のルール

 結局仕組みを作った者が勝つというタイトルの本があった。ますます膨張するインターネットという仕組みを作り上げた者は巨万の富を得たに違いない。また、この仕組みを利用してビジネスを始めた者のなかにも大きく成功を収めた者が多くいる。
 このような華々しい世界として存在するネット社会であるが、影響力が大きいだけに怖い面も存在する。このシステムは自ら自動的に動いているのではない。誰かが意図して動かしている部分があるし、ルールも公平に作られているのでもない。けっきょく誰がこの世界を制するのかと言えば、資金力に優れた者であり、高度な情報テクノロジーを保持している者であろう。私なども、情報の発信に努めているが、微々たる影響力しか持たず、逆に受容する圧倒的な量の情報に常時侵されている。
 最近ネットでの選挙運動を合法化しようという動きが強まっている。そうなったらどうなるのだろうか。大政党も小政党も同じ土俵で戦えればよいが、けっきょく大きくて力のある政党に有利に働くのではないだろうか。詳しいことは分からないので断定しがたいが、新しい仕組みが公平に機能したことなどないように思う。ネットは便利なものであるが、ネットでしかコミュニケーションがとれない社会は、機能不全を起こし、傾聴すべき意見が埋もれてしまうことになるのではないか。衆愚政治の時代と言われるが、その使い方には疑問はあるものの、そういう観方もあながち間違いではないようにも思える。ネットを飛び交う子ども染みた発言を目にするにつけそういう思いがこみ上げてくる。

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