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2010年3月17日 (水)

巣鴨駅の利用者と株価の関係という記事

 ある証券会社の情報に、巣鴨駅の利用者と株価には強い相関関係があるとの記事があった。ちなみに相関係数は0.51だそうだ。
 面白い記事ではあるが、これが何の役に立つのか分からない。二つの数字に関係性があることは言えても、因果関係は言えない。巣鴨駅の利用者が増えれば株価が上がるとは言えないし、株価が上がれば巣鴨駅の利用者が増えるとも言えない。ただし、後者の場合は見方を変えると因果関係らしきものが見えてくる。株価ではなく、景気の変動と駅の利用者、言い換えれば電車の乗客数を並べてみると、経験的にも分かる事実に思い当たる。景気が良くなると電車が混雑することは経験的に知っていることだし、理論的にも説明が付く。そうすると時期のズレが若干あったとしても、株価と景気とが同じ動き方をするとすれば、株価と電車の乗客数との関係が見えてくる。
 さて記事では巣鴨駅を取り上げているのだが、その理由は他の駅に比べて相関が強いからだろう。どの駅にも同じ傾向があるならこういう記事にはならない。なぜ巣鴨駅か。そこは記事でも明確な説明はない。景気との関係で推測すれば、商業施設が近くに多くあるとか、景気の影響を受けやすい企業が集中しているとかの理由が考えられる。
 証券会社の記事だから、株価の動きを読むという狙いがあるに違いないが、このデータは月単位の粗いものであって、事後的にしか分析できないのである。目的から言えば、日々分析できなければ意味がない。毎日巣鴨駅を訪れて観察でもしろと言うのだろうか。

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