« 松本清張を読む | トップページ | 居酒屋「すなおや」 »

2010年1月 4日 (月)

UFOあるいは心霊現象など

 お盆の休暇や年末年始の休暇になると、UFOや心霊現象を扱った特番が決まって放映される。ある程度の視聴率が稼げるから番組を組むのだろう。定期的に制作するのはそういう判断があるからだ。
 番組のなかでもUFOや心霊現象があるのかどうか議論され、そのやりとりが一つの見せ物になっている。あると思って見ている人も、ないと思って見ている人も、どちらもそれが面白いに違いない。私は、あまり興味がないのでそういう番組が目に留まってもすぐに切り替えてしまう。したがって、議論の詳しい中身は知らない。しかし、それは面白く見せるために演出されたものであり、人選からしてそういう意図を持ったものである。
 ところでUFOや心霊現象は確かに存在するのだろうか。まず心霊現象だが、よく取り上げられている心霊写真というものを考えると、どうも怪しい気がする。というのはフィルムを使った写真にしてもデジタルカメラにしても光を通して物体を写すものであり、そこに物体とは違う霊なるものが捉えられていること自体が矛盾していると思う。霊とは、その存在を信じる者の定義に従うとしても、物質とは違った、あるいは物質を超越したものであって、技術的に一定の制約を受けた機械に捉えられるような陳腐なものではないはずだ。霊が写真に写るという発想自体が極めて人間的で世俗的なものに思えて仕方がない。簡単に言えば、作り話ではないかと思うのである。
 霊的な現象を体験したという人の話を何度か雑誌で読んだことがある。これをすべて否定しようとは思わない。その人の意識のなかで、そのような感覚を得たのは事実なのだろう。そう信じている人に向かって、それは錯覚だと言っても反駁にはなりえない。その人のなかで起こった心的現象であって、嘘であるとは言えない。しかし、かといって、外部で起こった客観的な現象ではないから、一般化して説明することはできない。そういうものであろう。

 UFOについて言うと、それは無いとは言い切れない。宇宙に人類をはるかに超える能力を持った何かがある可能性は否定できない。それは、生物というようなものの次元を超えたものかもしれない。いずれにしても、あるとすれば、想像を絶する遠い距離から地球に至ったということであり、人類では太刀打ちできないような力を持っているということだ。しかし、そういう前提に立ったとしても、この広大な宇宙空間でたまたま地球に到着するということはあまりに奇跡的なことに思えて仕方がない。
 雑誌で宇宙人の写真も紹介されるが、その姿は非常に人間に似ていて、人間の想像力の域を出ていない。これは作りものなのだろう。先ほども言ったように、あるとすればわれわれの想像を絶する存在であろう。認識さえできないような代物かもしれない。

« 松本清張を読む | トップページ | 居酒屋「すなおや」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 松本清張を読む | トップページ | 居酒屋「すなおや」 »