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2010年1月 9日 (土)

居酒屋「すなおや」

 昨晩、職場の仲間二人と連れ立って、会社近くの居酒屋に飲みに行った。「すなおや」という店で、以前何度か店の前を通ったときに、よく流行っているなと思っていた。
 流行るには訳がある。また、流行らないのにも訳がある。私の勤務先は、サービス業を営んでいるのではないが、顧客の多くの部分を飲食業が占めているので、繁盛の秘訣には興味関心をそそられる。店の作りはレトロっぽく落ち着いている。店員は他のチェーン店と同様に若い人が多く、大半がアルバイトに違いない。皆、声に元気があって気持ちがよい。注文をすると、「喜んで!」と答える。これも元気があるから気持ちよく響くのであって、ぼそぼそと言うと返って不快に聞こえる。だから声を出さざるをえなくなる。ひとつの仕掛けなのだと思う。
 最初の熱いおしぼりはありがたいが、すなおやは途中でもう一度出してくれた。これは希有のサービスである。一服し、さあもう少し飲もうかという気にさせる。それから、トイレに行こうと立ちあがると案内してくれる。誰かが使用中であるとその旨を伝えてくれる。お客に余計な気遣いをさせないサービスだ。高級店ならいさしらず、居酒屋ではあまり見ない接客である。最後、店を出るときに炊き込みご飯のおにぎりまでくれた。しかも、勘定をして、店を出たところで渡す。ここまでやるかのサービスである。意識的な演出か・・・おそらく演出だろう。普通は金を払ったらおしまいなのだが、そのあとのアクションは次の来店につながる。こういうアイデアは、オーナーの知恵か、企画担当の考えることか、店員のアイデアかは判らないが、ここにとどまらず不断にサービスの在り方を考えておればすたれることはないだろう。

 流行る店には仕掛けがある。その仕掛けは経営の哲学に基づいている。

 

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コメント

 コメントありがとうございます。客を呼ぶためにいろいろな手を考えるのでしょうけど、中途半端にやるとかえって評判を落とすことになるし、若い人たちにやらせきらないといけないし、相当な覚悟がないとできません。大事なのはポリシーですね。
 先生の場合は、毎年、一から積み上げて結果を出さなければならないから厳しいですね。私の会社の場合は消耗品を作る製造業なので、ベースになる売り上げがあるので大きく落ち込む心配はありません。逆に、一気に伸びることもないのですが。
 もう少しですね。合格して喜ぶ顔をたくさん見られるといいですね。

 感じのいいお店っていいですよね。フランチャイズのありきたりなサービスでなく、そこの店のお客に対する姿勢がうかがえるような店員の対応に出会ったときにほっとしますね。流行ってる店には、理由がある。本当ですね。自分の「店」も一度、お客として客観的に見つめてみないといけないです。

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