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2010年1月26日 (火)

アラファイ世代の逆襲

 30歳前後をアラサーと呼び、40歳前後をアラフォーと呼ぶ。50歳前後をアラファイと呼び、60歳前後をアラカンと呼ぶ。アラサーとアラフォーはよく使われる言葉だが、アラファイはアラカンよりも聞かない言葉である。語呂が悪いという理由意外にも、なにか訳がありそうである。この私自身がアラファイなので気にかかるのである。
 私の世代にも元気な人はおり、各界で活躍しているが、全体で見たら先を行くアラカン世代に比べても元気がないのではなかろうか。それはなぜか。アラファイ世代は、経済の高度成長期とともに育ってきた。非常に恵まれた時期に生きたと言える。夢を見ることができたし、遊ぶこともできたのである。それは良い面だが、やさしさだけが目立ち、逆にいい意味でのしたたかさは身に付かなかった。そしてこの世代を待ち受けていたのはバブル経済の崩壊だった。ちょうどそのころ子育ての時期にあたり、家族の暖かさを知っているがゆえにマイホームへの憧れの強かったわれわれはこぞって家を買い求めた。ところが、だ。
 高い買い物をして、大きな借金を抱え込んだ。所得は伸び悩んだ。不動産価格が下落したために売って負債をなくし、やり直すこともできない。いわば、がんじがらめの状態になり、ひたすら借金を返すために働き続けるのである。ここに、未来に対する希望を見出すことができるだろうか。元気がなくなるのもうなずけるのである。
 しかし、岡林信康ではないけれど、私たちの望むものは、生きる喜びなのである。負債は返さなければならないが、その先に残りの人生を安心して暮らせる世の中を見出したい。われわれこそ最も世の中を変えたい動機を持つ世代であって、変革の原動力となりうる世代なのである。

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