« 川上未映子 「へヴン」 | トップページ | 野村芳太郎 「張り込み」 »

2009年11月 3日 (火)

大阪府立大学を訪ねて

 先週初めて大阪府立大学を訪問した。会社で新しく取り組もうとしている事業に関連している府大のプロジェクトについて、M教授に話を聞くためである。
 地下鉄御堂筋線の終点である「なかもず駅」を下り、⑤番出口から出た後、傍にあった喫茶店で食事をとった。そこの売り物はオムライスで、同行したT君はチーズオムレツを注文したが、私はから揚げ定食にした。そのあと、旧街道らしい広くない道をしばらく歩くと、広くて交通量の多い通りにぶつかった。国道310号線である。横断歩道を渡ると、そこは正門である。キャンパスのなかには種類は判らないが背の高い樹木が整然と並んでいて、いかにも大学らしい。こういう雰囲気は久々である。その特に大きくはない正門を入ると、なかは結構広々としている。都会にある私立の大学はもっと窮屈な感じがする。国公立の雰囲気がする。生協や学生会館があったりして、それは普通にある建物だが、全体として地味な感じがする。私は私大の出身だが、私大はもっと派手で、勉学よりサークル活動が前面に出ている。T君によると府大は理系が中心なので授業への出席率がよく、結構まじめらしい。そういうことが背景にあってのこの雰囲気なのだと判った。
 M教授の研究室は、少し小さめの建物の1階にあった。少し狭い感じ。教授の部屋など、サークルの顧問教授の部屋しか入ったことがないので判断できないが、たしかあの先生の部屋は倍ぐらい広かったような気がする。部屋の広さで勝負するわけではないからどっちでもよいのだが、気の毒な気がした。先生には大変希望に満ちた話を聞き、プロジェクトへの参加も検討しようと思いつつ岐路に着いた。人柄もよく、熱意の感じられるM教授だった。

 久しぶりに大学のキャンパスに入り、学生時代が懐かしく思われた。大きく違ったのは、昔は正門付近にたくさんの「立て看板」というものが並んでいた。だいたい、それを出している組織によってお決まりの文句なのだが、あれがないと大学らしさを感じないのは骨董品的人間なのかもしれない。

« 川上未映子 「へヴン」 | トップページ | 野村芳太郎 「張り込み」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 川上未映子 「へヴン」 | トップページ | 野村芳太郎 「張り込み」 »