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2009年10月 4日 (日)

最近のお母さんは・・・ 理不尽な問い

 知人のブログで、神戸花鳥園はすごく楽しめる所だと言うので、シルバーウィークに家内と三男とで出かけて行った。花鳥園とあるが、フクロウや熱帯の鳥が間近に見られて、鳥の方がメインであると感じた。
 それはよいとして、入場するときに入れ違いに出て行こうとする家族連れがいた。夫婦とまだ幼い、三~四歳ぐらいの女の子だったが、母親が「何が一番面白かった?」と娘に聞いている。娘は返事しない。母親はしつこく問い続ける。詰問調である。娘は泣きだす。母親はそれでも問い続ける。父親は黙って見ている。
 こちらは気にはなったが、すれ違って入場してしまったので、その後どうなったか分からない。そのときには、こちらもそんなやり取りを聞かされて少々不愉快に思ったが、考えてみれば随分理不尽な問いである。年端も行かぬ娘にとったら、お父さんお母さんと一緒に来れただけで十分に楽しかったのではないか。家族なんてそんなものだろう。また、一度にいろんなものを見たら、どれが一番いいなんて選択できないのではないだろうか。にも関わらず、なぜ執拗に答えを要求したのだろうか。
 朝から用意をして、お金もかけて出かけてきた。体も疲れる。せっかく出てきたのだから、それに対する見返りがなくてはならない。はっきりとここが面白かった、楽しかったという答えが必要だったのだ。それなしに自分は報われないと考えたのではないだろうか。本来、親の愛情とは見返りを求めないものである。子供が楽しそうにしていれば十分だし、親だって楽しいはずだ。きっと、あのお母さんは楽しくなかったのだ。そして、お父さんも楽しくなかったのだ。だから、せめて娘には楽しいと言わせたかったのだ。それもなかったら、何の喜びも生み出せない、あっても意味のない家族に成り下がってしまうのである。実際、そんな家族が増えているのではないだろうか。何の生産も担わない家族が。

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