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2009年8月17日 (月)

関西学院高等部の善戦

 今日の対戦で、中京大中京に4対5のスコアで敗れたものの、善戦したと言えるだろう。監督自らコメントしているように、力では圧倒的に中京に歩があった。とはいえ、7対0が実力差だという評価は謙虚すぎる。せいぜい7対2ぐらいではなかったか。つまり、10回対戦すれば2勝できる程度の力が関学にもあるということだ。この対戦が、その2勝に当たる可能性もあったのである。結果敗れたものの4対5というスコアは力以上のものが出せたという意味でよく戦ったと言ってよい。

 ところで、この対戦を見て感じたことを3点書いてみたい。それは①守備、特に投手力の重要性 ②兵庫県のレベルの高さ ③応援の力 である。

 関学は守備力がしっかりしていた。決して華麗なプレーではないが、よく練習ができていたのではないかと思う。野手の捕球は確実で、内野手の送球は安定していた。そして特筆すべきは山崎の好投である。テレビの解説によると5月から投げ始めたらしいが、捕手としての経験が投球術を生み、それはその後の投球経験によって更に磨きがかかった。彼の登用により、チーム力は格段に上がったに違いない。過去の戦績は調べていないが、それまでは点は取っても失点が多く、勝ったり負けたりのチームだったのではないか。今日の試合でも、彼を先発させたらどうだったかという意見もあるが、それは監督の考え方であるから触れないでおきたい。

 兵庫県はレベルの高い地区である。これは説明するまでもない。勢いで勝ってきたという言い方は間違いではないが、勢いだけで勝てないのもレベルの高い地区の特徴である。報徳、育英、滝川などの有力校を連破することは確率的にも非常に困難なことであり、それを実現させた力は決して小さくないと考えるのである。

 最後は地元の有利さ。応援の大きさである。関学がホームチームであり、中京はアウェーで試合をしている状況だった。この応援が流れを関学側に引き込む力になったことは間違いなかろう。これは単純に地の利と受け止めればいいことで、これ以上言うことはない。逆に、この条件のなかで中京はよく戦ったと言える。それだけ力があるということでもある。

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コメント

今日はレフトのすぐ後ろで見ていました。超満員でした。選手の体つきを見ると、まるで違います。普通の高校生と、ノンプロの選手ぐらいの差があります。あとは、中京は肩が全員強い。関学とは何から何まで大きな差があります。

しかしその中で、よく頑張りました。ひたむきさが良かった。途中で背番号2を一度交代させなかったら・・・とは思ったのですが。関学のショートもよく守った。

 最後のホームラン。あれでよかったです。誰も傷つくことなく負けることが出来て。監督のコメントもいいですね。
「この経験を後輩が受け継いでくれればと思います。また70年かかるかもしれませんが。」
 最高のコメントです。この監督がいたからここまで来れたもだと思います。

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