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2009年6月 6日 (土)

自己啓発本

 自己啓発本なるジャンルがある。書店でも結構なスペースをとっている。私も一時、このジャンルの本をたくさん読んだ。その結果分かったことは、この手の本はいくら読んでも役に立たないということだ。その結論を手に入れるために多くのお金を使ったことになるのだが、それはそれで大きな成果だと思っている。

 こうすれば成長する、成果が上がる、効率がよくなるという情報を得たところで、次のアクションに結びつかなければ何事も変わらない。情報はすぐに忘れてしまう。本を読むことで満足してしまう場合がほとんどで、結果的に読むことが目的だったということになってしまう。確かに、ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」などは読むだけで気持ちが落ち着くので、お香を焚くのに等しい効果があり、そう割り切れば目的にもなりようがあるが、本来は読むことで何かをつかみたいのだ。

 自分の行動を変えたいと思ったときは本などに頼らないことだ。一から、自分のしたいことは何なのか、自分のしなければならないことは何なのかを考えるとよい。もっと具体的に言えば、仕事でよい結果を出すにはどうしたらよいか、ゼロベースで考えるのだ。他人の材料を使っても具体的な話にはならないので、あくまで自分の目の前の材料で料理をするのである。30歳にもなれば相当な知識やノウハウを身に付けているはずである。自分の力で一定の結論が出ると思うのである。何も出ないとすれば、それは知識の不足ではなく、意欲の欠乏である。意欲がなければ、何も生まれない。

 どうしたら意欲が湧くのでしょうか。難しい問題だね。しかし、人間には「欲」があって、何もするなと言われると、かえってじっとしていられなくなるんだ。ふつう、休みには大した意味がなくても雑誌を開いたり、音楽を聴いたりして時間を過ごすでしょう。何もしていないと不安だからね。それをしばらく何もしないで過ごすと決めて実行してみたら。私は昔、病気で療養していた時期があって、はじめは何をする気力もなくなっていたが、少しずつ回復するにつれて何かをやってみたいというエネルギーがみなぎってきたな。若いほどそういう復元力があるんだと思う。一度、何もしない時間を作ってみよう。

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