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2009年5月 2日 (土)

肉を切らせて骨を断つ

 会社で経営について考えを巡らせている時に、この言葉が浮かぶことがある。サブプライムローン問題に端を発する金融危機に続き、リーマンショック以降は世界経済危機という言われるまで経済の状況は悪化した。もともと、所得の減少や少子高齢化で市場が縮んでいると言われていたところにこの事態であるから、企業間の競争はますます激化している。

 私の勤めている会社も、業界の上位企業から攻められ、また下位企業からも追い上げを食らっている。どういう戦術をもって自社の市場を守り、かつ他者の市場を攻めるか。簡単に言えば、他社の弱い所を攻める、矛盾を突くということなのだが、こちらの資源にも限りがあるので、すべての動きに対応できるわけではない。場合によっては、ガードを固めて打たせることもある。そして、相手に防御の意識がなくなった時に、数は少ないが強いパンチで一気に倒すのである。しかし、これには自信と信念が必要だ。打たれるのは怖い。気を緩めるとパンチをもらうかもしれないからだ。その気持ちを跳ねのけ、最後に必ず決めてやるという信念を持つことだ。ボクシングで例えたが、経営は組織の動きで闘うので、社員が作戦の趣旨を共有しなければならない。現実には、個々の社員が他社の個別の動きに対応してしまうことが多い。そこを我慢して、ターゲットを絞り、期間も限定して、集中して攻め込めば、市場全体で変化を引き起こすことができるのである。こういう戦い方は実際の戦争ならば普通の作戦だが、企業活動では散漫になってしまって、はっきりしないことが多い。しかし、昨今の情勢を見ていると、そうも言っていられないようだ。

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