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2009年5月17日 (日)

日清食品

 次男が今年、ある私大の商学部に進んだ。この大学では1年生からゼミがあり、そこで発表するので原稿を見てほしいと持ってきた。テーマは企業研究で、日清食品の報告をするのだそうだ。追加したらいいと思う項目やシェアは円グラフにした方が分かりやすいなど数点アドバイスした。全体をみると、大学に入ったばかりとしては、必要な情報が盛り込まれていてまずまずの内容だった。

 アドバイスするために、日清食品のホームページを開いてみた。日清は今は日清食品ホールディングズとしてグループ会社を取りまとめている。有名なところでは明星食品がある。21年3月期の決算短信を見てみると、連結の売上高が362,057百万円で前期比6.1%減。営業利益が23,552百万円で同14.9%減。経常利益は28,748百万円で同12.3%減。当期純利益は15,890百万円で、同16.9%増である。特徴的なのは、売り上げ高の減少にも拘わらず、売上原価が増えており、売上高原価率は50.76%から55.87%へと5ポイント以上上昇している。これは小麦粉やパーム油の値上がりによるものだという。これが営業利益の減につながっている。経常利益では、為替差損が発生しているが、この分を有価証券の売却益で埋め合わせた格好になっている。結果、営業利益が減った分だけ経常利益が減少している。純利益については、本来なら減少するはずであるが、法人税の調整が入り、前期比でプラスになっている。

 前期のまとめとしては、①原料の値上げに苦しんだ。②「移り香」の問題で、売上高にブレーキがかかった。③不況の影響で、安価な商品に志向が流れ、売上・利益に影響した。ということになろう。市場が飽和状態にあり、少子高齢化で消費の伸びも期待できない。そのなかで短信にも述べられているように、「消費ニーズの3極化」(品質で選ぶ層、価格で選ぶ層、新しい技術やコンセプトを評価する層)に対応するため、それぞれのポジショニングを明確にした製品開発を行っていくことが課題になるだろう。

 関西の企業であり、その商品にはずいぶんお世話になった。袋入りラーメンでは「出前一丁」をよく食べたし、カップヌードルも何個食べたか数知れない。日本人は年間に平均40食食べるそうだ。ちなみに、中国人も同じ40食。ただ人口が多いので、国では500億食になる。韓国人は年間80食を食べ、一人当たりでは世界一である。日清食品には、今後も日本の食を支える企業として頑張ってもらいたい。

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