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2009年3月 1日 (日)

子を持つことの効用について

 教育にお金がかかることを書いたが、子を持つことは悪いことばかりではない。確かに、子がなければ出費は大幅に減り、夫婦の生活にいくらかの余裕が生まれるだろう。しばしば二人で旅行に出かけるという夫婦を何組か知っていて、羨ましく思うし、そのこと以外にも自分の趣味などにたっぷり時間が使えるという利点もある。また、子の成長に思い悩むこともない。しかしながら、子を持つことによって生まれるプラスの面も確かに大きい。

 一つは、子を媒介とした、新しい人間関係の創出。二つ目は子との直接の関わりから発生する親としての責任感の醸成。三つ目は子の成長を契機とする社会的視野の広がりである。

 公園デビューから始まって、幼稚園、小学校と教育機関を通じての人との関わりあいなどから新たな人間関係が生まれる。また、地域の子供会活動などから発生する関係もある。煩わしい面も併せ持つが、上手く関係を築けば、いい意味で家庭に出来事をたくさん持ち込んでくれる。情報量は大きく増加する。

 子の成長は親自身の刺激となる。子供とはいえ、目標を持ち、そこに向かって努力している姿が見られる。自分も同じように育ってきており、子以上に努力したという認識もあるが、すでに遠い昔のことであり、立場の違いもあってか、子の頑張りは刺激的である。親が励まされる場面もしばしばある。そういう風に受け止められれば、一方で親の頑張りが子を育てるという良き循環が生まれるのではないか。

 子が存在するお陰で、教育問題、若者の雇用の問題、格差問題などに強い関心を抱くことができる。子がなくとも、社会的な関心の強い人であれば一定の注意はそこに向かうに違いないが、子の進路や将来の生活のことを考えると、当事者として無関心ではいられないというのが正直なところである。

 私も子を持つ親であり、これはすでに起こってしまった現実であるから、起こったことは否定的にとらえるのではなく、肯定的な面を積極的に摂取すべきであろう。

 

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