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2009年2月15日 (日)

教育にお金がかかる

 前にもこの件については意見を書かせてもらったが、教育にお金がかかる、いや、かかりすぎる状況はなお一層深刻化しているのだ。これは学費の値上がりと同時に、生活費の上昇が追い打ちをかけていることがあり、また親の収入の減少がさらに深刻さを増す要因になっている。

 進む大学の選定にあって地元志向が鮮明になっている。これはデータでも裏付けがある。昔は地方から東京の大学へ進むのが普通だった。学問は東京でするものという考え方があったように思う。それが地元の大学で我慢するようになったのは、お金がかかりすぎるからだ。国を離れて東京で生活するためには、家賃がかかるし、生活レベルも他の学生に合わせなければならない。昔は安アパートでもよかったが、今ではバストイレ、エアコン付きのワンルームが標準なのではないか。仕送りする親の負担は非常に大きい。一人っ子ならまだよいが二人三人となったらとても持たない。奨学金制度もあるにはあるが、十分ではない。必要な人に行き渡るほどの枠がないのだ。

 こういう状況だから、学生もアルバイトで費用を補わざるをえなくなる。こうして、受験勉強で疲れ果て、学習意欲をなくした学生が、さらに勉強する機会をなくしていくのだ。何のために大学に行くのか分からなくなってしまう。こんな有様なので、有能な学生が育たないのも至極当然のことなのだ。

 有能な人材には一定の費用を投じるべきだろう。その代り、学生には勉強してもらう。勉強して、力を付け、その後の業績で社会に還元してもらうのだ。そういう仕組みと考え方やモラルを育てなければならないのではないか。

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