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2009年2月 1日 (日)

うますぎる儲け話には注意を

 ある主婦が15億円を預かって運用していたが失敗し、責任追及を逃れて逃亡生活をしているという。読売新聞の報道では、20年ほど前から個人的に株で運用を始め利益を上げた。バブルの頃だから儲かったのもうなずける。羽振りが良くなったのを見て、周りも運用を依頼することになる。違法な点は、元本保証をしたことであるが、個人にそれだけの保証能力はないと見るのが常識だと考えられるので、預けた方も欲に目がくらんだと言えるのではないか。私には余裕のある資金など一文もないから株などはやらないので運用の仕方など詳しくは知らないが、個人で勝ち続けることなどは無理な話であって、穴を開けた分は他の資金で埋め合わせていけば、次第に全体の資金が縮小していき、いずれはショートしてしまう。実際、リーマンショックでどうにもならなくなったらしい。

 銀行預金でさえ100%保障されているわけではない。国債でさえ完全ではない。リスクは常に存在している。あまりにハイリスクな商品取引が横行した果てが金融危機である。リスク分散を行ったと言っても、リスクの総体が巨大だったために、火がついたら一気に爆発した。リスクの大きすぎる社会、リスクの大きすぎる人生は好ましいとは思えない。急激に発展する社会、成功へと一気に駆け上がる人生こそが幸福の源泉であると考える人もいるだろうが、大半は堅実で安心できる社会、人生を求めているのではないだろうか。

 そんな社会が思い通りに作れるかって?確かに、社会は建築物と違って設計図にそって部品を組み合わせて作れるようなものではない。あまりに特定の人間のイメージにしたがって恣意的に社会が構成されれば好ましくないが、あるべきビジョンを示し、基本的な柱部分は明確にして、国民の合意を得て、そこを目ざして政策を行使すべきである。無策で流されるのと比べれば、結果は大きく違ってくるはずである。

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