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2008年12月 6日 (土)

遠藤実氏逝く

 演歌界の大御所である遠藤実さんが亡くなった。子供の頃から馴染んできた作詞家、作曲家が一人一人消えていきます。今年は阿久悠さんが亡くなりました。有力どころでまだ存命なのは、船村徹さんと市川昭介さんです。

 遠藤実さんは貧乏話が有名でした。町を歩いていて紙片を見つけ、紙幣だと思って人目を気にしながら拾い、逃げるようにして帰って確かめたところ、ただの紙くずだと分かり泣き崩れたとのことです。あまりに貧乏であるがゆえにそういう行動をとってしまったので、情けないことであるが、やはり貧乏を恨んだとの話でした。それから記憶にあるのは、新潟で夜の雪道を歩いている途中で、余りの寒さに耐えかねて小便を手にかけたという話です。

 遠藤さんには本当に数え切れないほどのヒット曲があります。私が知っている曲を挙げると、「北国の春」「星影のワルツ」「せんせい」などです。いずれもゆっくりしたテンポの歌で、心に沁みるメロディーですね。特に、「星影のワルツ」は若き日の千昌夫の歌唱が新鮮で記憶にも新しく、時々口ずさむことがあります。こういう歌が作れるのは、たとえ貧乏であっても常に未来に希望を持ち続けたからに違いありません。お悔やみ申し上げます。

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