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2008年11月 3日 (月)

映画鑑賞 容疑者Xの献身

 子供が見たいというので、東野圭吾原作の「容疑者Xの献身」を梅田の映画館まで見に行ってきた。最近は便利なもので、インターネットで席を押さえられるから上映開始時間に合わせて出かければよいのである。

 観客は若い人たちが多く、女性の割合が高い。東野圭吾の読者に女性が多いということも考えられるが、一番の理由は福山雅治人気であろう。さて、内容であるが、ほぼ原作に近い脚本で撮られていた。福山演じる主人公湯川と堤真一演じる容疑者の石神が雪山に登るシーンがあったが、これは原作にはなかった。しかし、湯川と石神の関係をより鮮明にさせる効果があって成功しているのではないかと思う。この映画、主演は湯川を演じている福山であるが、上映が終わった後で、近くの女子高校生(もしくは中学生)が話していたように、石神を演じている堤真一がストーリーの中心に位置していて、存在感で福山を圧倒していたと思う。原作の頭が薄く、丸顔の男性とはイメージが違ったが、石神の孤独を非常にうまく演じていて、素晴らしい。いろいろ評価があるだろうが、一見の価値ありである。

 最後に、石神が愛する隣人を救うためにホームレスの男性を殺害する。そのことが、愛の証のように表現されているが、殺された男性の命は、人生はなんだったのだろうか。そんなに軽いものではなかろうに。

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