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2008年11月16日 (日)

大学の価値

 仕事柄、経済雑誌を見ることが多いが、時々大学のランキングをやっている。切り口は主に財務状況、就職に有利かどうか、出身者の年収、社長になりやすいかなどである。こういった内容には、わざわざ買ってまで読もうというほど興味はない。偏見かもしれないが、研究機関としての実力評価はあまりされていないのではないか。

 大学の機能には、学生に有用な情報を与え、また論理的な思考、発言、文書作成などの実力を付けさせて社会(企業や公的機関など)に出すこと以外に、有能な研究者候補を選別し、研究の水準を上げ、中長期的に社会の発展に資するということがある。それが研究機関としての価値ではないかと思うのである。

 ところで、グーグルにユニバーシティという機能があって、大学関係者からWebに流れている情報を検索できる。大学別にも検索できるので、特定のキーワードでやってみると大学別の情報量を知ることができた。情報量は研究水準の一つの尺度になるだろう。「格差社会」と「金融危機」の二つのワードを使った。著名な大学に限ったということと、量だけでは質の判断まで踏み込めないという制約はあるが、結果は非常に面白いものだった。おおよそ、日頃思っているイメージと一致したのであった。早稲田大学は大阪大学と同じ程度の情報量。京都大学はその2倍程度。東京大学は京都と大差はないものの、何割かは多い。立命館大学と名古屋大学は、早大・阪大よりやや少ない。地方の国公立大学は早大・阪大の5分の1から20分の1である。地方の私立大学は総じて少ない、ゼロに近いところもある。

 以上、非常に限られた情報で判断するのはよろしくないが、あまりに日頃の感覚と一致するので驚いたほどである。ただし、例外はあって、たとえば滋賀大学は非常に多くの件数が引っ掛かってくる。これは、積極的に情報発信していると受け取れるし、あるいは大学独特の仕組みがあるのではないかと想像される。

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