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2008年9月20日 (土)

古本

 今日、難波に出たら、ブックオフがあったので立ち寄って古本を見、2冊購入した。今は亡き今村仁司さんの「アルチュセールの思想」(講談社学術文庫)と松下幸之助の「指導者の条件」(PHP研究所)である。こんな組み合わせで購入する人はあまりいないのではないかと思う。どちらも定価の55%の値付けで、高い方だろう。安いものは文庫でも単行本でも1冊100円である。どうやって値段を決めているのだろうか。ずっと見て回ってみると、安い本は、出版はしたけれどあまり売れなかっただろうと推測されるものである。かつ、一般向けというか、大衆向けというか、対象がぼんやりしている。逆に、ビジネス書だったり、学術書だったり、特定の層が、値段以上にその一冊の価値を知っているような場合は高くなるようだ。基本的には需要と供給の関係で価格は決まるのであるが、本の場合は、需要(効用という方が適切か)の大きさが関係するようだ。つまり、娯楽小説などはどうしてもそれでなければならないわけではないが、学術書であればある人にとってはどうしても欲しい本なのである。私も、たとえ文庫本であっても、本当に自分に必要だと思った時は、1万円ぐらい出してもいいという気になる。(実際には出さないが)それほど、物によっては、値打ちがあるのである。情報というものは、物理的には、紙の上に書かれた文字でしかないが、その知的内容においては恐ろしいほどの価値を含んでいるということだ。

 ところで私はブックオフに古本を売ったことはないが、買取り価格はどれほどだろうか。学生時代に個人経営(昔は皆そうだった)の古本屋に売ったことはあるが、二束三文で買いたたかれた。希少価値のある本(お宝的な)は別にして、大体が安く買われて、そのうちの一部が高く売れるので、それで飯が食えたということだろう。いくらで値を付けるかが古本屋のノウハウなのだろう。

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