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2008年9月17日 (水)

森林も魚も空気までも

 人類の歴史は自然(資源)を貪り食う歴史だった。持続可能な資源利用という知恵がなかったわけではない。弱った自然を労わりつつ、滋養させて再び利用する。そういう自然への向き合い方が、世界に、殊に日本にはあったかと思う。江戸という都市は、稀に見るリサイクル社会だったとも聞く。しかし、それは残念ながら極めて特殊な社会だったのではないか。

 森林は、人類の発展の過程で半分を失った。全く手を加えなくても成長のための栄養源となる魚類を、驚異的に発達した技術を使って獲りつくそうとしている。空気は汚れ、今夜も星が降るようだという歌が、大昔の歌のように思える。

 増え続ける人口を賄う資源は再生可能か。水は戻るか、森林は戻るか、魚は戻るか、空気は戻るか。増えなくても、せめて現状維持は。均衡は破られる。動き始めた物の勢いを止めるには莫大なエネルギーが必要だ。人類のどこにそんな力が残っているというのだ。

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