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2008年8月12日 (火)

携帯電話の会話

 固定電話は屋内でかけるものであったが、携帯電話が登場してから屋内屋外のいたるところでかけ、会話することになった。したがって、今まで他人の通話を耳にすることはなかったが、特に聞こうと意識しなくても聞こえてしまう、あるいは聞きたくなくても聞こえてしまう状況が生まれた。

 携帯電話で会話している人は、その間、周囲に人がいることを忘れたかのように、相手との二人の世界に没入する。したがって、相当大きな話し声があたりに響くのである。これは、最近の話であるが、徒歩で通勤中にマンションの隅から携帯電話での話し声が聞こえてきた。「帰る金が稼がれへんから、家におるわ・・・。」想像であるが、同郷の友人から田舎に帰らないか聞かれたのであろう。言葉通りであれば、収入が不十分で帰省の費用が捻出できないということになる。帰らない理由付けで、そういう言い方をする場合もあろうが、口ぶりが非常に親しい相手に対するものに感じたので、事実をそのまま語ったと思われる。

 そうすると、昨年後半からはっきりしてきた景気の後退がこんなところにも表れているのか。たった一つの現象を取り上げて言うことではないかもしれないが、こういうことを通じて世の変化を感じることはあるのだ。盗み聞きはよくないが、周囲の変化に聞き耳を立てていることは大事なことである。

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