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2008年7月26日 (土)

中国旅行その2

 これも王さんから聞いた話だが、毛沢東の時代に育った人たちは平等を良しとし、働かなくても一定の生活が保障される社会がよいと思っている。改革・開放政策を推し進めた鄧小平以降の人は、競争のなかで頑張った人が、応分の報酬を得るべきだと考えている。

 人間の考え方は、社会の構造変化によって大きく変わる。その構造変化は、資本が主体で変える場合もあるし、国家による政治主体で変わる場合もある。中国の場合は後者のケースである。かくも急激な変化は類を見ないものではないか。したがって、当然ながら取り残される人々が発生する。彼らは、教育の機会を持たなかった人たちである。もはや這い上がることができない。貧困の再生産過程に入り込むのである。前にも書いたが、そういう下層の人々を組織する勢力がない。政党、宗教団体、労働組合など。民主主義のプロセスが存在せず、再配分が行われにくい。

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