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2008年5月18日 (日)

四川省の大地震

 中国四川省の地震は日を追って被害が膨らんでいる。最終的には神戸の地震の10倍程度の死者が出るのではないか。住民にすれば、全く予期していなかったことで、一瞬にして家を失い、家族を失ったショックは想像をはるかに超えたものであろう。同情はするが、結局は他人事になってしまう。

 救援物資を奪い合う光景が報道されている。それがごく自然な行動なのであろう。まずは自分が生き延びることが大事なのである。とはいえ、超えてはならない一線がある。暴力的略奪や被害者が互いに殺しあう事態は避けなければならない。同じ種どうしが命を奪い合う行為は、他の動物にはない。

 国連で活躍した明石康氏の発言を書いたことがあったが、日本の、無原則にルールを守る国民性には問題もあるが、このような被災地における暴動を抑止するという意味では、都合のよい特徴ではある。

 元に戻り、耐震構造がとられていなかったことが建物の倒壊を決定的にしたのであるが、そういう構造を住民自身が選択することは難しい。地震、およびそれに対するリスク管理の知識および意識は薄い。当面の生活が大事なのである。ここは政府、地方政府が科学的な研究成果を踏まえ、政策的に規制をかけるべきである。また付加される費用については負担あるいは一部助成をすべきである。そこまで財政の余裕があるのかどうか知らないが、結局復興の費用はそれ以上にかかってしまうのである。政治はそういうマクロ的な見方なしでは成り立たないのである。

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