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2008年4月20日 (日)

フロックの起きやすいスポーツ

 フロックが起こりやすいということは、事前に勝敗の予測がつきやすいことの裏返しである。それは実力差がそのまま結果に出るかどうかということである。

 個人スポーツと団体スポーツとでは一般的に団体スポーツの方が変化が多く、かく乱要因が大きいため結果が予測しがたい。また団体スポーツでも、リーグ戦はトーナメントほど波乱が起こらない。

 実例で考えてみる。番狂わせの多いスポーツで、身近なものでは野球がある。高校野球で、このチームは間違いなく優勝するだろうと思えるチームは滅多にない。松坂がいた時の横浜高校、あるいは清原・桑田のPLぐらいだろうか。すきがほとんどなかった。江川はすごかったが、チームに打力が不足していた。高校野球の場合、毎年チーム編成が変わるので戦力が一定せず、また消化する試合数も少ないため戦力の分析ができないことも予測の立たない大きな要因の一つであるが、その他に、戦力に占める投手力のウエイトが大きく、かつ投手の調子にもばらつきがあり、メンタルな要素も大きいことがある。また、イレギュラーバウンドがあったり、ポテンヒットがあったり、天気が左右したりで、偶然の要素も左右する。私立の強豪校に公立校がたまたま勝ったりするが、これは緊張の高まる選手権の地方予選で多いようだ。プロ野球の場合は高校野球ほど戦力差はないが、6チームで長丁場のリーグ戦を戦うので、おおよそ見当がつく。現在阪神と中日が上位にいるのは順当である。読売の不振はキャンプに問題あったからだろう。なお、プロでも短期のシリーズは予測しがたい。

 その他、ラグビー、サッカー、バレーボール、バスケットなどはあまり詳しくはないが、予想外の結果というのはあまり聞かないように思う。高校の試合は野球と同じくトーナメントであるが、結果はシード校のなかから優勝校が出ており、佐賀北の様な例は知らない。

 個人種目はどうだろうか。個人の力はチームと比べるとシンプルで、測りやすい。これは人から聞いた話であるが、剣道でのフロックはあまりないらしい。力通りの結果が出るそうである。おそらく柔道もそうである。それに比べると大相撲は不確実である。横綱でも全勝は難しい。なぜだろうか。おそらく、がっぷり四つに組めば横綱が勝つが、離れてとれば展開に変化が生まれ思わぬ動きが生まれるし、立ち合いにもかく乱要因が付いて回るのである。したがって、一場所に2敗程度の負けは普通に起こる。

 その他のスポーツでは、陸上競技にまぐれはない。記録で競う競技は、個人の持っている過去の記録から大幅に伸びることはない。記録の近い選手の順位の入れ替わりがあるだけである。ただし、リレー種目にはバトンミスがあるので目を離せない。ボクシングもほとんど力通りの結果が出ると言えるが、競技の性格上試合数が少なく、力関係の読みにくい場合がある。スパーリングで手合せしていれば本人同士はわかるだろうが。ラッキーパンチがあるのもボクシングの魅力ではある。

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