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2008年4月13日 (日)

ドラッカーを読む

 ビジネス書はいろいろ読んできたが、敢えて手にしてこなかった書がある。それはドラッカーとカーネギーである。どちらもアメリカ国内だけではなく、わが国でも多くの読者がいる。私が読まなかったのは、それだけ売れている本だから内容は一般受けするもので、面白みに欠けるだろうという先入観があったからである。

 しかし、雑誌の特集でリーダーが読むべき本のなかに、ドラッカーの「経営者の条件」があって記憶に残っていた。書店でビジネス書を見ているうちにそれが目にとまり、一回読んでみるかという気になった。

 実際に読んでみると非常に内容が濃い。今まで読んできた数多くの本を集大成していると言えるのだ。回りくどい言い方はせず、結論がずばり述べられている。その結論は、仕事上のもやもやを吹き飛ばすもので、行動に指針を与える。

 いくつかなるほどと思う主張を挙げておこう。

1 最優先課題を仕上げても、優先順位が二位だった課題に自動的に移行してはならない。最初から優先順位を考え直さなければならない。・・・・・通常は全く新しい課題が浮上してくる。

2 第一の現実は、時間がすべて他人にとられてしまうことである。・・・・・断固たる行動をもって変えない限り、日常の仕事の流れが彼の関心と行動を決定してしまう。

 外部の現実の世界に直接触れるべく特別の努力を払わない限り、組織の内部に焦点を合わせることとなる。

3 特に重要なこととして、組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある。

4 組織のなかに生じるものは努力とコストだけである。プロフィットセンタ-なるものは言葉のあやにすぎない。内部にはコストセンターがあるだけである。・・・・・外の世界への奉仕という組織にとっての唯一の存在理由からして、人は少ないほど、組織は小さいほど、組織の中の活動は少ないほど、組織は完全に近づく。

5 根本的な問題は、、組織にとって重要な意味をもつ外部の出来事が、多くの場合、定性的であって定量化できないところにある。それらはまだ事実になっていない。

6 成果をあげることは一つの習慣である。実践的な能力の集積である。実践的な能力は修得することができる。それは単純である。あきれるほど単純である。

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