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2008年3月16日 (日)

経営は芸術である

 多くの経営学者と経営者が「経営は芸術だ」と言っている。今日、藤沢武夫の「経営に終わりはない」という文庫本を読んでいたら、ここにもそう書いてある。

 引用すると、長くなるが、「そのような出会い(本田宗一郎との)があって以来、私は人間を判断するときには、その人の家庭を見るようになりました。人と人の間を結びつける条件は、まず信頼であり、いたわり合いであると思います。その基本は家庭にあるんですね。だから、家庭を大事にしない人、奥さんを大事にしない男はだめです。芸術というものが人と人との結びつきから生まれるものであるとすれば、家庭も芸術でなければならないし、経営も芸術だろうと思うんです。」

 経営学者が経営は芸術だという時の意味とは違うようだ。経営学者のいう意味は、経営を成功に導く方程式はなく、経営者の感性や思想に負うところが大きいという意味である。それに対し、藤沢が言う意味は、経営は人と人との協働作業であり、単に一人の天才のなせる技ではないということではないか。

 経営は経営学の理論を身につけただけでできるものではない。経営は分析ではなく、いりいろな要素の総合である。その中には「人」が含まれる。熱意と気配りがなければ人は動かないのである。その采配の妙が、芸術といえるのではないか。

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