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2007年8月26日 (日)

再び格差社会

 先日あるコンビニエンスストアーの前に座り込んで酒盛りをしているグループを見かけた。このことと格差社会とどういう関係があるのか。学生時代に酒とつまみを買って友達のアパートで飲むことはたびたびあった。金に余裕のあるときは安い飲み屋で飲んでいた。

 コンビニの前のグループは学生ではなかった。二十代の前半から後半にかけての男子で、仕事の後に一杯やっている感じであった。近くは運送会社の倉庫が集まっている地域で、勝手に想像すると倉庫でアルバイトの仕事が終わった後に仲のいい連中が集まって、てっとり早く飲める場を作ったということであろう。飲み会を安くあげる形式としてそういう場が自然発生的に生まれたのではないか。

 業績のよい企業では、社員も一定数採用しようとしている。優秀であれば途中採用も可である。基準以上の能力を持っていることが条件であり、採用しても仕事が出来なければ辞めていく例が見られる。社員でなくてもできる仕事であれば派遣を使う。業績のよくない企業であればなおさら派遣やアルバイトで労働力をまかなうであろう。コストを抑えることが生き残るための焦眉の問題である。非正規労働者への需要は底堅い。

 内需は僅かずつ縮小しているように思われる。団塊の世代は金を持っているとはいえ、まだまだ余生があるのであり、いつまで生きるのかわからないのであるから一気に吐き出すことはに。また資産があっても運用に失敗して全体では目減りしていくのではないか。リスクの高い金融商品が彼らを巻き込んでいくに違いない。

 大手では業績を伸ばしている企業も多いが、海外への依存が徐々に高まっている。ニュースによれば国内で売れる自動車の半分が軽自動車になったらしい。トヨタは素晴らしい業績を上げているが、北米での売上に依存している。それはますます顕著になっていく。国内に依存しているメーカーは立ち遅れていく。こうやって国内市場は衰弱を加速するのである。

 衰弱の結果が格差の増大である。しかし格差が固定化していくことは好ましくない。再挑戦できる社会にすると政治家は言うが、それには金も能力も要る。やはり固定化していく。高所得者から低所得者への差別観が生まれ、低所得者には疎外感が生まれる。こういう社会は活性化しない社会であり、未来に希望を持てない社会である。

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