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2007年5月 6日 (日)

少子化の原因

 少子化が問題となってる。経済界でも政治の世界でも非常に大きな問題とされている。少子化がもたらす悪影響としては、①労働人口の減少②技術力が低下し国際競争力がなくなる③消費の減少④若者が減ることにより、高齢者の年金を支えることができない。以上のことが言われている。その対策としてはそれぞれ、①外国人労働者を受け入れる。②ゆとり教育の見直しを行う。③これはあまり聞かれない。④支給年齢の引き上げ。減額等。がある。

 以上は少子化が今後も続くという前提での対策であるが、根本的に大事なのは少子化の原因は何であって、それを改善するための対策のとり方である。ある政党は、子供を儲ける世代の経済力の乏しさに原因を見出し、第二子以降に無償の養育費の提供を訴えた。これが有効な対策になるかどうかは原因を正しく捉えているかどうかによる。十分に捉えきれていなければ、ただ単にお金だけばら撒く結果に終わる。

 さて原因であるが、これは多産だった時代との比較。また同じように少子化している他国の分析が有効であろう。ただし、私はこの問題に特化して研究しているわけではないので、限られた情報から推論するしかない。特に前者の切り口から考えてみたい。

 嘗ては、うちは二人まで、うちは三人までという風に、子供の人数をあらかじめ決め、計画的に生んでいくことは少なかった。子供は天からの授かり物であって、出来れば産むのが自然な行為であった。また専業主婦が多く、大家族であったので養育の負荷も小さかった。このように生める環境があったといえるだろう。

 さて今日であるが、核家族化し、妻も働きに出ているケースが多い。女性の学歴が高くなり、家庭に居座っているよりも仕事をしたいという欲求は高くなっている。また主人だけの所得ではかつかつの生活であり、趣味や旅行やブランド品の購入などを実現するには二人分の所得が必要になる。一旦そういう生活に慣れると捨てがたくなる。子供がほしいという欲求もあるには違いないが、失うものも大きいので妊娠への恐怖が生まれる。また、仕事をしてると帰宅が遅くなり、セックスの機会も減少する。

 以上が考えられる一つのパターンである。これに対する対策は、産む期間は別として、それ以外は仕事が続けれれる環境を作ることである。企業によっては子育て支援の施策をとってる。政府も財政出動および行政指導の実施によってバックアップすべきであろう。

 もう一つのパターンは、低学歴者同士の夫婦の場合である。二人とも正社員になれない場合は共稼ぎであっても正社員一人分の所得に満たない場合が多い。この場合は将来を考えると産む意欲は起こらないだろう。出来てしまった場合はかなり厳しい生活を強いられるであろう。児童虐待が起こるのはこのようなペアにおいてではないかと想像される。

 このパターンにおいては、雇用政策の推進がなければならない。月に数万円支給したからといって解決できるようなレベルではない。まず第一子も難しい。

 以上が簡単ながら私の推論である。きっちり対策を打てば、フランスのように出生率を上げる事ができる。根本的な分析が必要なのである。単に生き方に対するものの考え方が変わったからだというような問題ではない。

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