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2007年4月 6日 (金)

高度成長期の演歌

 高度成長期の典型的な演歌は井沢八郎が歌った「ああ上野駅」だろうか。中央志向、上昇志向が表れている。この時期は敗戦の後に目標を失った日本人が、経済的な成長を共通の価値観として労働に精を出した時期である。経済ナショナリズムの時代と言ってよいだろう。いろいろな矛盾を生み出した時期でもあったが、皆同じ方向を向いていたという意味では輪郭のはっきりした時代であったと思う。

 元に戻ろう。「くじけちゃならない人生は、あの日ここから始まった」というくだりはジンと来るものがある。そういうからには、人生とは楽なものではないということが皆の思いであったのである。私に「あの日」はあるだろうか。谷川雁に「原点が存在する」という著作があるが、私の原点は何なのか。祖母が私に伝えた「偉くなれよ」という言葉だったのかもしれない。

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