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2007年4月16日 (月)

官僚主義

 言い古されたことであるが、日本の社会における官僚主義の弊害は大きい。官僚制は明治期に導入されたが、これが途切れることなく今日まで続いている。

 国家の上級官僚は難関の試験を突破して採用される。多くは帝大出身者で、今日でも上級国家公務員は旧帝大出身者が多数を占め、残りを早慶など一部の私大出身者が占める。彼らは概ね秀才で、勉強はしている。大半が大学に入るときから官僚になることを目標としており、当然のことながら勤勉である。知識が特に豊富で、不勉強な政治家は官僚(役人)に頼りっきりになる。実質、国家の制度設計をしているのは官僚であると言っていいだろう。民主主義国家といえども、実質は官僚支配と言えるのである。彼らは頭がいいだけにいろいろな制度を考え出すが、現状が分からずに机上の空論になっていることが多い。かつて事件にもつながった厚生省のゴールドプランなどその最たるものであろう。とにかくエリートであるがゆえに、プライドが高く、弱いものや能力の劣った者への理解は著しく乏しい。自分が厳しい競争を勝ち抜いてきただけに、自己責任論的主張が強い。

 以上が簡単で、推測も多く含まれているが、当たらずとも遠からずであろう。さてタイトルは官僚主義であった。これは官僚だけの問題ではなく、例えば民間企業にも発生する問題である。古くはマックス・ウェーバーやシュンペーターもその発生を予見していた。企業が大きくなると、資本と経営の分離が起こり、オーナー社長に代わって雇われ社長が登場し、保守性が強くなり、思い切った革新的事業が困難になる。このように革新性がなくなると、資本主義経済自体が停滞し、没落の道をたどることになるというのだ。これは、経営者だけではなく、経営幹部も同様である。保身に走り、大胆なことが出来なくなる。また上司の顔色を伺った仕事が支配的になる。

 そうならないように心したいものだ。

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